Management BuyOutの頭文字をとり、MBOといいます。MBOとは、現在の経営陣への自社・事業の売却のことをいいます。
経営陣が出資する形で、対象会社を買収します。現在の経営状況を知る経営陣がそのまま経営権を持つため、自社や業界に対する知識・理解が保たれた状態で事業が承継され、円滑に経営を引き継ぎやすいのが特徴です。
M&A交渉にあたり、期間や金額、各条件を記し簡潔にまとめた条件提示書。売り手・買い手企業双方が、タームシートで契約内容の骨子を合意することにより、契約交渉を効果的に進められるとされています。一般的に契約書の締結前に作成されます。
「事業ポートフォリオ」とは、企業の複数の事業を一覧化し構成を表したものです。
事業ポートフォリオは、企業が利益を生み出している事業を組み合わせて、各事業の収益性・成長性・安全性などを一覧化することにより、俯瞰的に把握し経営判断に役立てられます。限られた経営資源をどのように活用するかの検討にも用いられます。
M&Aにおいて交渉を進める相手企業に、自社情報を開示する場面があります。自社の重要な製品情報やノウハウ、顧客情報など秘匿性の高い情報の漏えいを防止するため、取引相手との間で秘密保持契約書(NDA)を締結します。
秘密保持契約書とは、秘密情報を第三者へ開示または漏えいを禁止することなどを定めた契約書で、英語でNon-Disclosure Agreementと呼ばれるため、頭文字をとって、NDAと略称されます。